恋ぞつもりて淵となりぬる

夢と現実の狭間で

幻のルドルフ

去年の12月、エリザベートの再演が発表された。
それは、私にとっては待ち焦がれていた瞬間で、高揚感で涙が出てくるほどだった。


SixTONESを好きになって間もなく、大我くんがエリザベートに出演したことを知った。
いや、知っていたはずなのに頭の隅に追いやられていた。SixTONESを好きになる前からジャニーズにどっぷり浸かっていた私は、2015年公演が発表されたとき、驚いたのを思い出した。と同時に、2015年に行かなかったことを悔やんだ。


小さい頃からミュージカルに興味があり、いつか絶対に帝国劇場で見たいと、そう思っていた私だが、結局今の今まで行けずじまい。
確か、ミュージカルに興味を持ったきっかけはテレビでミュージカル俳優の方(昔のことで誰だかはわからない)が歌を歌っているのを見たことだ。
迫力のある歌声の中に繊細さがあり、幼いながらに衝撃を受けた。


ルドルフを演じる大我くんが見たい、そう思ったがDVDも参加していなく(今回こそはお願いします🙇)
見る方法がなかった。
皆さんのレポを漁り、頭の中で想像しては見たいと願っていた。
そのうちに、私のなかで大我くん演じるルドルフは幻の存在-まるでペガサスのような-になっていた。


そんな中発表されたエリザベート
ようやく見れるという喜びと、幻が幻ではなくなる恐怖とがない交ぜになっている。
でもきっと大我くんは、私の中の幻のルドルフを超えてくるんだろうなという楽しみが大きい。

あの豪華なキャストさん達の中でルドルフを演じる大我くんを、私にとって最初で最後になるであろうルドルフを演じる大我くんを、しっかりこの目に焼き付けてこよう。


大我くん他、キャストの皆様、スタッフの皆様、初日おめでとうございます。怪我なく千秋楽が迎えられることを祈っています。